NEOSCANソフトウェアは作業の流れに沿った直感的なユーザーインターフェイスを採用しています。スキャンによる2D投影画像の取得、3Dボリューム再構成、2Dおよび3Dボリュームの視覚化までのすべてのステップをコントロールします。また結果はすべて従来のファイル形式で保存されるため他のソフトウェアにインポートすることができます。
スキャン
リボンタブを左から始め、スキャナとの通信を確立後チャンバー・ドアーを開きサンプルをセットしX線をオンします。次にX線源の設定を手動で行うか、または自動でサンプルに最適なX線エネルギーやフィルタを選択するかを決めます。続いて手動でファイル名、データの保存場所、スキャン設定をするか、または増分インデックスをサブフォルダ名とした自動スキャンを選択しスキャンを開始します。
再構成
スキャン完了後、投影データから再構成によって仮想スライスを得るために次のリボンタブを選択します。再構成結果のスライスをディスクに保存し3Dボリューム内部の構造を確認します。必要に応じて、ミスアライメント、ビームハードニング補正、スムージングなど、さまざまな再構成パラメータを最適化します。また再構成時には複数の部分スキャンを結合することによりカメラ視野より大きなボリュームのスキャンができます。すべての結果は16ビットまたは8ビットのTIFF、BMP、JPEG、またはPNG形式のスライスのセットとして保存されます。
視覚化
オブジェクトの内部構造の視覚化は、スライス・ムービまたは任意の選択されたポイントで交差する3つの直交する仮想スライス表示やボリュームレンダリングによります。ボリュームレンダリングは、スキャンされたオブジェクトの外部および内部の微細構造をリアルな3Dで視覚化します。仮想的にオブジェクトをカットし内部微細構造を明らかにしたり、オブジェクトの周囲や内部をフライトするムービも簡単に作成できます。キーフレームを定義すれば、キーフレーム間は視点、視線方向、カメラの視野角を含むすべての色、光、透明度パラメータが自動的に補間されます。最終的にムービはMP4ファイルとして圧縮保存されます。