X線マイクロCTスキャナ
マイクロCTは等方性ボクセルと医療用CTでは達成できない高い分解能を特徴にしていますが、工業用CTや産業用CTで主に扱う金属に対する高いX線透過力は有せずに、むしろマイクロCTではX線吸収コントラストを重要視します。マイクロCTはマイクロ・フォーカスX線源とX線カメラの組み合わせによって性能が決まるX線撮像システムの延長線上にある技術ではありません。サンプルの持っている微細な3次元内部構造を非破壊に分析する装置と位置付けるのが基本かと思います。デスクトップX線マイクロCTスキャナの標準機と呼ばれる装置を使用した受託サービスを一度ご検討下さい。
装置仕様
制御OS | Windows 10 |
検出分解能 | < 1um |
X線源 | 20 - 100kV, 250uA, 10W |
X線ビーム径 | < 5um |
X線検出器 | 4,000 x 2,096 ピクセル |
最大スキャン径 | 35mm / 68mm |
最大スキャン高さ | 70mm |